やってみないことが最大の悪策をモットーに、失敗を恐れずに突き進むお話です。
やってることは一見地味な過疎化対策なのに、常に本丸を見据えて行動するので、ジェットコースターのようにめまぐるしく話が展開します。
人工衛星からローマ法王まで、一見つながらなさそうなものをどんどん取り入れていきます。
読み物としては大変面白いですが、 気になったのは失敗に関する描写が少ないという事。
失敗の描写が少ないのか、著者が失敗を失敗と思っていないのか。
おそらく後者なのだと思います。
この本を読んで、「俺もがんばろう」と思っても、ある程度失敗に対する耐性がないと同じようなことは真似できないでしょう。
自分も真似できない一人だと思います。
失敗を恐れない豪腕なところもありますが、人間の真理をついてるなぁと思うところもあります。
日本人は近い人の言葉を過小評価するこれは身近だと家族とかですね。家族に家族を評価して感謝する気持ち、忘れてはいけないですね。
じっくり考えると言うより、走りながら考えます。
本丸から落とすついついちまちま考えながら行動し、できることからやろうと考えがちですが、とにかく本丸を落としにかかる気概も必要ですね。
ためになる部分は人それぞれだろうけれど、物事をすすめる上での何らかの気づきを与えてくれると思います。