長さが約1時間程度でしたので、通勤している間に聞き終わりました。
自分と周りの関係
周りで起こっている事に対して、解釈しているのは自分であることを説く本が世にはたくさんあります。私もその考えには賛成する所が多いです。特にある出来事に対して瞬間的に反応してしまう自分の気持ちは、外の世界に対して反応が出てしまう前に、自分の中でもう一度よく考えるように努めています。
しかし、このオーディオブックはもっと根の深い部分が世の中の見方を変えてしまっている事を教えてくれます。
自分と周りとその先に
このオーディオブックは物語の形をとっています。主人公の母親がいじめにあっている息子について悩んでいる所から始まります。物語のネタをバラすと、この母親が父親や夫に対して持っていた許せないという感情が息子のいじめにつながっていました。自分とまわりの世界という構図だと原因と結果がすごくわかりやすいのですが、自分の周りに対する感情が、息子のいじめにつながっているとは、原因が間接的でなかなか気付かないと思います。
しかし、ある人を許せず、それにとらわれている状態が、いかに回りに影響していくかは、この物語が実話に基づいているだけに、説得力があります。
心を自由にしよう
誰でも小さな事から大きな事まで、人に許せない感情は少なからずあると思います。そういった感情に囚われることが、いかに心を浪費しているかが分かりました。
本書の最後の方でも説明されていますが、許すということは自分自身が自由を選択する事です。
過去に起きた事から自由になって、今を大切にしたいと思わされる本でした。
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