2009年3月7日土曜日

Zen To Done 読了 習慣を地道にモノにしゆく

The Power of Less」 を読む前に、Leo Babauta氏が以前に書かれているeBook、「ZEN TO DONE -- THE ULTIMATE SIMPLE PRODUCTIVITY SYSTEM」を読むことにしました。
Power Of Lessでも出てくるキーワード、"simple" "focus"が随所に現れます。

Table Of Contents
Introduction
1 Why ZTD?
2 Overview - What is it?
3 Minimal ZTD - the simpler alternative
4 Forming the 10 Habits
5 Habit 1: Collect
6 Habit 2: Process
7 Habit 3: Plan
8 Habit 4: Do
9 Habit 5: Simple, trusted system
10 Habit 6: Organize
11 Habit 7: Review
12 Habit 8: Simplify
13 Habit 9: Routine
14 Habit 10: Find Your Passion
15 A Day with Zen To Done
16 ZTD FAQ
17 Resources
Thank you

Zen To Done(ZTD)は字面の通り、David Allen氏の Getting Things Done(GTD)をベースとしている部分があります。
Leo氏は、GTDをはじめとする生産性向上のシステムは、一度にたくさんの習慣を変える必要があるのが、人々が挫折する原因のひとつであると分析しています。

そこで、ZTDを実践する上で、身に付けないといけない習慣ごとにステップを分けを行っています。
最小(minimalist Zen To Done)で4個、最大で 10個の習慣を一月に一つづつ身に付けて行く事を推奨しています。
一月に一つづつというのがミソで、一度に全ての習慣を身に付けようとせず、一つづつ "focus" していこうというのが、Leo氏の主張です。
つまり、最大10個の習慣を身に付けるとすれば、一年弱でものになるシステムという事です。
これを長いと見るかは人それぞれでしょうが、成功確率がかなり高くなる理にかなった取り組み方だと思います。

最小構成の ZTD を行おうとすると、以下の4個の習慣を身に付ける必要があります。
1.Collect
いつもメモをとれるツールを持ち歩き、頭に浮かんだものをメモする。
それらをTODOリストにまとめる。

2.Process
inboxを設けて、そこにあるタスクをすばやい判断でかたずけて行く。

3.Plan
日毎、週毎に達成したい重要なゴールを定め、それを真っ先にこなす。

4.Do
マルチタスクにはならず、一度に一つの仕事に集中する。

これらの習慣を実践する上でのツールは特に指定されていませんが、出来るだけ "simple" なシステムを使うようにし、ツールにとらわれすぎないようにと戒めています。
ツールにこだわってしまう当たりは、私も思い当たる節がありドキッとしました。
手段と目的を履き違えるなと言うことですね。
私も以前に反省して、今ではテキストベースのTODOリストと定番のMoleskinノートでメモ取りを行っています。

また、10個目の習慣 "Find Your Passion" はオプションとして定義されています。
オプションではあるが重要な物であるとLeo氏も認めていますが、やはり情熱を持てるものに打ち込めれば、人は生産性が高くなるのは当たり前で、これを見つけれるか見つけれないかは重要なポイントになると思います。
"自分のやりたい事"をテーマとした本が世にある事を考えても、重要なテーマなのでしょう。

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