2009年6月21日日曜日

英文の秘密を解き明かせ! --英語リーディングの秘密

英語リーディングの秘密を読了しました。

単語をある程度分かっていても、読めない英文に出くわすことはないですか?
私の場合、勉強不足でまだまだ覚えている単語の量も少ないです。
それでも単語の意味は分かっても文意がわからない英文に出くわすことがあります。

そんな時は前後の分から意味を推測していくような事をしているのですが、本書ではそのような読み方はバッサリと切り捨てられています。

単語の意味をつなぎ合わせて適当な文意をでっちあげるという悪癖


本書では特に動詞の働きに着目して、英文がどのように構成されているかを丁寧に説明してくれます。
読み進めていくうちに驚かされるのが、英文がいかにシステマティックに構成されているかという事です。
自然言語は例外だらけで、結局感覚的なものであると、特に私のようにプログラミング言語を生業としている方は感じているのではないかと思います。
英文法にある程度の規則性があるのは理解していたのですが、ここまでシステマティックに解析できるものとは驚きの連続でした。

先にも書きましたが、本書で主に説明されているのは、述語動詞、準動詞の違い、動詞の文型(番号)等、動詞の知識です。
詳しい説明は本書を見てもらうこととして、これらの知識を理解することで手元にある辞書がパワーアップすることが体験できます。
一つの単語に複数ある意味から適切な意味を的確に引く事ができるようになります。
動詞の働きに着目した辞書の読み方は本当に目からウロコでした!

これから英語の勉強を始める方にはもちろん、単語を勉強中だけど、いざ英文に当たると文意が取れないと悩んでいる方には本書は特効薬になるのではないでしょうか。
あくまで参考書なので、さらさらと読み進めていくものではないです。
じっくり、何度も本書と向き合う事で、英文を攻略する力をつけることが出きるのではないかと思います。

Processs習慣化、今月は順調! -Zen To Done Habit2:Process

先月失敗した習慣作り、PROCESSを今月も再チャレンジ中です。

実は今月に引越しすることになりました。
そんな大きなプロジェクトを控えているのですが、今月は上手くタスクがさばけています。

引っ越しを控えるとどんどんタスクを思いついてきます。
つまりinboxに入ってくる分量も普段より多いわけですが、そのひとつひとつをきっちりinboxに落として、処理することが出来ています。
おかげで今までの引越しで一番スムーズな引越しになりそうです。

秘訣は先月の反省でも書きましたが、Processの作業を行う流れを自分の中で確立できたことです。
帰宅して夕食を食べた後に、すぐ作業に取り掛かるように流れをつくりました。

また、Processの習慣作りは先月失敗したわけですが、ただで転ぶのは嫌なのでひとつ前進させました。
それは家計簿をつける事です。
inboxの対象として財布に入っているレシートを追加しました。
家計簿に関しては細かい内容まではつけていませんので、大した時間はかかりません。
しかし、これまでつけてきた家計簿の記録を見ると、日々の積み重ねの大事さを痛感します。

というわけで、先月失敗したProcessの習慣化は、今月はモノに出来そうです!

2009年6月13日土曜日

タイムマネジメントに新しい風を -マニャーナの法則

マニャーナの法則を読了しました。

私は今まで、その場で発生したタスクを颯爽とかたずける事は、かっこいいことだと思っていました。
その考え方をこの本は「明日できることを今日やるな」の原則で打ち砕いてくれました。

本書、マニャーナの法則は、今まで多くのタイムマネジメント本を読んできた人も、読み始めの人にも多くの気づきを与えてくれる本です。
無理のないタイムマネジメントの実践方法を提唱しています。

著者自身は「優先順位」の考え方を否定していますが、大きな視点で考えると、自分が今日やると決めた物事すべてについて、優先順位を一番にする事だと思います。
周りに振り回されずに、自分が決めた事に従って行動する強い意志が必要です。
先日読んだ「自己信頼」にも通じる考え方です。また、私が今チャレンジしているZTD(Zen To Done)のMIT(Most Important Task)の考え方にも通じる物があります。

自己信頼」では自分が決めた事に従って行動することが如何に難しいかを思い知らされました。
本書ではタイムマネジメントに的を絞り、自分が決めたことを確実に遂行する無理のない方法を提案してくれています。

そのためのツールとして紹介されているのがクローズドリストです。
TODOリストはどんどんタスクが追加されていくものですが、クローズドリストは基本的にタスクの追加はありません。
とにかく事前に決めたタスクリストに集中します。(クローズドリストの典型としてチェックリストがあげられます。)

とはいえ、緊急事態というものは起こらないわけがないです。
緊急事態に対しては、起こった時にシステマティックに対処できるような仕組みを整える必要があります。
また、今日中と明日やるタスクの違いをその緊急度によってきちんと見分けることが出きるようになる必要があります。

自分の決めたタスクを必ず遂行するためのヒントがいっぱいつまった良書です!

2009年6月3日水曜日

読書塾Vol2を終えて

先日行われてた読書塾Vol2の結果が発表されました。
私もリファクタリング・ウェットウェアの書評で応募させてもらいました。
結果は残念ながら賞はいただけなかったのですが、とてもエキサイティングな経験をさせてもらいました。審査員の皆様、ありがとうございます。

結果が発表される前から、他の応募されてる書評を見せていただいていましたが、みなさんの上手さに脱帽してしまいました。
そんな中でも大賞に輝いた [名著「人を動かす」を自分なりに解釈し実行してみた(読書I/O日記)] と新井賞に輝いた [自分のからだで考えることの大切さ 『ひらがな思考術』(詩と書評とマインドマップで作る発想紹介ブログ)]には特に感心させられました。

・名著「人を動かす」を自分なりに解釈し実行してみた
まず感じたのが、うまく文字の色分けを使われてることでした。
また、【実践】->【感想】->【結論】->【偉人たちの格言】の流れで統一されていて、読み手に優しい分かりやすい構成でした。
このわかりやすい構成は、「ほうほう、それで、どうなった?」という感じでどんどん引き込まれていきます。

・自分のからだで考えることの大切さ 『ひらがな思考術』
非常に言葉の雰囲気に暖かみがあると感じました。
そして、改行を使って上手に読者を引き込んでいます。
さすが詩人だなと感心させられました。

・まとめ
先日読了した文章力の鍛え方にも書かれていたのですが、文章には読み手と会話をするかのような構成が大事なのだそうです。
二つの書評ともに、文章は一方通行ではなくコミュニケーションであると再認識させられる文章です。すごく読み手への配慮を感じます。自分の文章の未熟さがわかり、大変良い経験をさせていただきました!

ちなみに読書塾第三回が開催されるそうです。
今回も是非参加させていただきたいと思います!

2009年6月1日月曜日

Processs習慣化の反省 -Zen To Done Habit2:Process

今月初めに宣言しましたが、5月はZen To Doneで提唱されている Process の習慣を身につける事にしていました。

私は毎朝、前日にきちんと習慣化したい事が実施できているか記録をとっているのですが、今回のProcessの習慣をきちんと行えた日は1か月中17日間にとどまりました。
1ヶ月の内の2/3に当たる20日間は、習慣をきちんと行えることを目標としています。
ですので、5月のチャレンジは残念ながら失敗に終わったということになります。

失敗することはよりも、そこから学ばないことの方がいけないことです。
今回の失敗をきちんと振り返ることにします。

考えられる失敗の原因は、Processの習慣を実施する時間や流れを決めなかったことだと感じています。

5月の中ごろに、このProcessの習慣化の鍵は仕組みづくりにあると書いています。
実際、inboxがシンプルで処理しやすいような形になるように仕組みづくりを行ってきましたが、実際の作業を行う時間や流れを仕組み化できていませんでした。

こういった作業は無意識に、流れるように作業に移れることが重要です。
振り返ってみると、Processの習慣をきちんと行えた日は、帰宅後の夕食などを済ませた後に、その日たまったinboxを処理していました。
無意識ではありますが、この習慣を行う上での流れを作っていたようです。

今月は夕食後すぐにProcessの作業に移ることに決め、再チャレンジしたいと思います。