2009年6月13日土曜日

タイムマネジメントに新しい風を -マニャーナの法則

マニャーナの法則を読了しました。

私は今まで、その場で発生したタスクを颯爽とかたずける事は、かっこいいことだと思っていました。
その考え方をこの本は「明日できることを今日やるな」の原則で打ち砕いてくれました。

本書、マニャーナの法則は、今まで多くのタイムマネジメント本を読んできた人も、読み始めの人にも多くの気づきを与えてくれる本です。
無理のないタイムマネジメントの実践方法を提唱しています。

著者自身は「優先順位」の考え方を否定していますが、大きな視点で考えると、自分が今日やると決めた物事すべてについて、優先順位を一番にする事だと思います。
周りに振り回されずに、自分が決めた事に従って行動する強い意志が必要です。
先日読んだ「自己信頼」にも通じる考え方です。また、私が今チャレンジしているZTD(Zen To Done)のMIT(Most Important Task)の考え方にも通じる物があります。

自己信頼」では自分が決めた事に従って行動することが如何に難しいかを思い知らされました。
本書ではタイムマネジメントに的を絞り、自分が決めたことを確実に遂行する無理のない方法を提案してくれています。

そのためのツールとして紹介されているのがクローズドリストです。
TODOリストはどんどんタスクが追加されていくものですが、クローズドリストは基本的にタスクの追加はありません。
とにかく事前に決めたタスクリストに集中します。(クローズドリストの典型としてチェックリストがあげられます。)

とはいえ、緊急事態というものは起こらないわけがないです。
緊急事態に対しては、起こった時にシステマティックに対処できるような仕組みを整える必要があります。
また、今日中と明日やるタスクの違いをその緊急度によってきちんと見分けることが出きるようになる必要があります。

自分の決めたタスクを必ず遂行するためのヒントがいっぱいつまった良書です!

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