2009年12月28日月曜日

実践者への道 -なぜ、ノウハウ本を実行できないのか

つい先日、多読から精読に移って実践を重視して行こうと決心した矢先に、その決心を強化してくれそうな本の存在を知りました。
題名からしてストレートなのですが、「なぜ、ノウハウ本を実行できないのか」と言う本です。私が頭の中で思っていたことが見事に言語化されており、目から鱗でした。

この本では、ノウハウ本を実行できない要素として以下の三つが挙げられています。
  1. 情報過多
  2. ネガティブなフィルター装置
  3. フォローの欠如

本書は、これら3つの阻害要因を分析し、解決策を提示していく流れになっています。
ここで挙げられている阻害要因はたった3つですが、これまで自分を含めた「実践できない人」の言い訳は、行き着くところはこれらの3つの要因のどれかが当てはまるように思います。多くの「実践できない人」の助けになるのではと思います。
私がハマっていたのは、1番の「情報過多」です。本を読むことに追われて、実践が疎かになっていました。
2番目の「ネガティブなフィルター装置」は否定から入ってしまい動けなくなってしまうパターンです。
3番目の「フォローの欠如」はやや複雑ですが、実践の反復をサポートする仕組みを作ることがいかに大切かと言うことが分かります。

本書では本を何度も読んで、実践を反復する様にと教えてくれます。本を書いて売る立場の方としては、世の中の人にどんどん新しい本を買ってもらった方が良いにも関わらずです。
それだけ著者が「実践できない人」に対して苦悩を抱いているのかが誠実に伝わります。
内容は奇をてらったものではないですが、本気度が違います。

本書は小説の形式をとっており、割と薄い本です。
何度も読み返して実践力をモノにするには最適の一冊です。

2009年12月20日日曜日

多読ではなく精読から得られること

ここ最近、仕事が忙しかったのですが、ようやく落ち着いてきました。
仕事が忙しい間は、なかなか読書も進まなかったのですが、その代わりに細切れの時間にこれまでの読書について考えました。

ここ一年くらい、いろんな人の生き方から影響を受けたり、いわゆる自己啓発を目的とした読書に傾倒してきましたが、きちんと身についたのは、このBlogでも実践報告してきた Zen To Doneが一番でした。
一ヶ月に一つの習慣に集中して取り組む日々は、本当に充実していました。約10ドルで購入した本でしたが、何度も精読しながら得られた体験はお金に変えがたいものになりました。

こういう本との出会いをもっと増やしていきたい。

人にはいろんな読書の仕方があるものだとは思うけども、自分の自己啓発本に限って言うと精読の方が向いているという結論です。本を読むだけで満足したくないのです。
もしかしたら自分には合わない本に時間をとられてしまうかもしれないですが、自分に合わない事がわかるのも、十分収穫だと思います。

と言うわけで、今後は実践重視の読書をしていきたいと思っています。まずはこれまで読んだ本を再度読み返して、自分に実践で来そうな事柄にじっくり取り組みたいと思っています。