そんな思いそのものズバリのタイトル、文章力の [鍛え方]を読了しました。
この本はタイトルが示す通り、アウトプットである文章の書き方について書かれています。
しかし、その逆方向のインプットについてもかなりの説明が割かれています。
実際自分の頭から湧き出るものはそんなに多くはなく、模倣やその組み合わせがほとんどと言われている世の中です。
自分の引き出しを多くするインプットは、重要な要素であると思います。
本書でも質のよい著作を写経することによるインプット等について、説明がされています。
これらの方法も確かに効果的なのだろうと思いましたが、私はインプットに対する下記の主張が心に残りました。
感じたことの根拠を明確にする。
この説明は本書の一番最初の章でされています。恐らく著者が一番主張したかったことなのではと思います。
日常に刺激的なインプットが周りにあふれかえっている人はそんなにいないでしょう。
インプット自体の質もさることながら、様々な事柄に対する自分自身の捕らえ方を磨くことが、お手軽にインプットの質を上げる近道です。
このようにして鍛えたインプット力を駆使して、最終的にはインプットを想像して文章を書きます。
質問したりされたりすることをちゃんと意識してできるようにしておかないと、うまいい文章はかけない
質問をされることもインプットの内の一つです。インプットの力を鍛え、最後にはバーチャルなインプットとのやり取りを行うと言うことですね。
今まで見過ごしていた日常を見直すことで、インプットが豊かになり、文章力が増すとは!
起こっていることに対する自分の捕らえ方が如何に重要かを教えてくれる良書でした。
本書を読んで、普段の何気ない日常を見直してみる事にしました。
まずは通勤に利用している風景を新鮮な目で見てみようと思います。
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