この本はPart1とPart2に分かれており、Part1は原則についてかかれています。
原則は以下の6つになります。
1. Set limitations.
2. Choose the essential.
3. Simplify.
4. Focus.
5. Create habits.
6. Start small.
1. 制限を設ける
2. 重要事項を選ぶ
3. シンプル
4. 集中
5. 習慣を身につける
6. 小さく始める
この原則を眺めていると、よく言われる「選択と集中」という言葉が浮かんでくるのですが、この本は、個人の生産性を上げるのにどのように「選択と集中」が実践できるか、ブレークダウンしてくれています。
まず「選択」について。
人生のあらゆる場面に制限を設けることで、本当に自分にとって重要な事を選択する方法について説明されています。
制限を設ける対象はEmailのチェック回数であったり、インターネットを巡回する時間等が例に上がっていますが、自分を取り巻くあらゆる物事が制限の対象になります。
今の世の中はあらゆる物事が過剰になりがちです。自分がオーバーフローしないためにも、意識的に制限を設ける姿勢は重要だと思います。
そして「集中」。
選んだ物事については、小さく、シンプルに始めることが重要だと説かれています。
シンプルという意味では、特にマルチタスクをしないようにと、筆者は度々注意しています。これは前著「ZEN TO DONE」でも主張されていた事です。
あらゆる事は「習慣化」を武器にして成し遂げていきます。習慣化の素晴らしさはいろんな方が言われている事ですね。
これも前著で主張されていた事ですが、習慣化するターゲットは、一月に一つに集中する事が重要だと主張されています。
著者のフォーラムでも実証されていて、この手法はかなり成功確率が高いようです。
集中に関しては瞑想の考え方が取り入れられているようでした。
あるタスクに取りかかった時に、集中している事以外の事に気をとられても、淡々と注意を元に戻す手法が説明されていました。
瞑想と集中力の深い関係は私も以前考えた事があったのですが、やはり瞑想は集中力を高めるのによいのかもしれませんね。
Power Of Less 目次
PART I: THE PRINCIPLES
1. Why Less is Powerful
2. The Art of Setting Limits
3. Choosing the Essential, and Simplifying
4. Simple Focus
5. Create New Habits, and the Power of Less Challenge
6. Start Small
PART II: IN PRACTICE
7. Simple Goals and Projects
8. Simple Tasks
9. Simple Time Management
10. Simple Email
11. Simple Internet
12. Simple Filing
13. Simple Commitments
14. Simple Daily Routine
15. Declutter Your Work Space
16. Slow Down
17. Simple Health and Fitness
18. On Motivation
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