本書の著者はホストクラブでナンバーワンをとり、その後自らホストクラブを経営されています。
著者は厳しい業界で大変努力されてきたそうで、その人生に基づき読者を厳しく叱咤激励してくれる良書です。
Win-Winのその前に
私がこの本から受けたメッセージは、自分を諦めるなと言うタイトルにもあるメッセージよりも、自分を知れ、自分を持てと言うことでした。例えば著者はWin-Winを否定しています。
相手のWinを考える前に、自分にとってのWinをしっかり突き詰めろというアドバイスです。
正確にはWin-Winを否定している訳ではないと解釈したのですが、確かに自分のWinも分からないままにWin-Winはありえないですね。
自分のWinを知るために
私は、根性だけではダメですが根性がなくてもだめだと思っています。ですので、著者が主張するように、遊びも仕事も精一杯やろうという主張は納得できました。精一杯生きていかないと本当の自分にとってのWinは分からないと思います。
あまり余裕がなくなる方向での精一杯ではなく、自分の感覚を研ぎ澄ます方向での精一杯を目指したいと思いました。
意識的に生きよう
自分を知り、常に責任を持って意識的に生きる事を厳しく教えてくれた良書でした。最後に、本書に載っていたとても心に残った詩を引用します。
意識しなければ、生きるという事は自動継続の様なものです。
そんな意識に一石を投じてくれました。
趣味は「生きる」ことです。
死ぬことも選べます。
毎日いつでも両方のスイッチを持っています。
毎日生きるスイッチを押しています。
選んで押しています。
僕は今日も生きるスイッチを押しました。
選んで押しました。
僕は今日も生きます。
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