2009年4月7日火曜日

個の時代の本格的な到来 -本田式サバイバル・キャリア術

本田式サバイバル・キャリア術を読了しました。

実は私、丁度転職活動の真っ最中です。
この本を買ったのも採用面接の後に立ち寄った本屋で見かけたからでした。
本田さんの本はレバレッジ時間術以来、よく読ませてもらっています。
キャリアという単語に特に敏感な時期ですので、あの本田さんがどのようにキャリアについて語っているのか気になって購入しました。

今回の本は、これまで著者が主張してきた時間や人脈の考え方を生かして、会社に依存しない個人的キャリアを築く上での心構え、行動が説かれています。
ある意味、著者の集大成的な本でもあると思います。

これからは個の時代だとか、個人の働く期間より会社の寿命が短くなったとか言われて久しいです。
会社に頼りきったキャリアの危険性は、いろんな方が主張されています。
そういう意味では目新しい話ではないです。
ただ、これまで著者が主張してきた時間や人脈、投資等の考え方と時代背景をキャリアという切り口でわかりやすく説明してくれています。
そのため、個の時代というものの到来を実感することができ、当事者意識をもって読むことができました。
いよいよ本格的に個の時代がやってきたのかなと感じることができます。

著者の以下の主張からも、これから大変な時代だと感じさせられます。
  • これからは年齢と共に給料は下がっていく
  • 現状維持だけでも大変な世の中

現状維持さえもままならないとは、ほんと厳しい世の中です。

そんな世の中だから、会社に保護してもらうのではなく、自分が成長していく必要があります。そのためには自分を追い込んで成長を促すのが一番だと説かれています。
環境が人を成長させるのは、多くの人が実感をもってるのではないでしょうか。
会社が何もしてくれないだとか愚痴っていても何も始まりません。
フリーズしているのと同じ状況です。
かっこ悪くてもあがくのが大事な世の中なんでしょう。

個の時代の到来を実感するのに、ぜひ読んでほしい本だと思います。

本田式サバイバル・キャリア術 目次
プロローグ—一〇〇年に一度の危機を人生最大のチャンスに変える
第1章 個人サバイバルの時代へ—大きなうねりに目を向ける
第2章 決め手はサバイバビリティ—シングル思考からマルチ思考へ
第3章 会社で働き、キャリアを磨く—コーポレート・キャリアの法則
第4章 一生通用するキャリアを築く—パーソナル・キャリアの法則
第5章 サバイバル・トレーニング—思考・行動・仕組みを鍛えなおす

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