印象的なのは、1章に書かれてある次の内容です。
So please don't call me an efficiency expert. I'm an "effectiveness expert"この本は多くの事を効率的に成す(efficiency)のではなく、その時々に一番有効な事を行う(effectiveness)事に重点を置いています。
最近読了した、The Power Of Less に通じる部分が非常に多いですね。
一番有効な物事に集中するには、優先順位を決めなければいけません。
ですので、この本は優先順位について実に多くの紙面が割かれています。
最近時間管理における優先順位を否定する文章を見ることがあります。
私はそんな文章を読んで、優先順位は不要なものだと誤解した時期もありました。
しかし今では、私は優先順位は絶対に必要だと思いますし、優先順位を否定する文章の真意も、なんでもかんでも優先順位をつけることのコストを考えようという事で、優先順位というものを全否定したものではないと思います。
ですので、優先順位について色んな角度から考察されている本書は大変役に立ちました。
優先順位は生物です。
常に優先順位は入れ替わる可能性があります。
そこで、本書で提案されている自分への質問が非常に効果を発揮します。
what is the best use of my time right now?自分に、「これが最良の時間の使い方か」を問いかけ続ける事を提案しています。
人間迷いがあると集中力を欠きます。
この問いかけに「今やっていること」と答える事ができれば、自分の今やっていることに自信が持てるようになり、集中力も増します。
他にも優先順位に関する多くのアイデアがつまっています。
どこかで聞いたアイデアもあるかも知れませんが、20年前から読み継がれている本書には重みがあります。
時間管理に興味がある方は是非本書に触れてみて下さい!
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