2009年9月14日月曜日

己れを知り、周りを知る-影響力の法則

影響力の法則を読了しました。
実は以前に読んだことがあったのですが、最近転職により職場が変わって人間関係に悩んでいることもあり、再読しました。


影響力が重要視される背景

本書の初版が出版されたのは1989年だそうです。
20年前に出版された本書ですが、本書の重要性はどんどんこれからも増していきそうです。
フラットな組織や社会では、他人に協力してもらう事は格段に増えると同時に、協力してもらう対象は、上司、同僚、部下と上下左右に渡ります。単純に職位が上というだけでは通用せず、影響力をうまく使いこなす人が多くの協力を得、良い仕事をこなせるわけです。

影響力を発揮する前に

影響力の重要性は多くの方が普段から感じていると思います。影響力を発揮する前段のところで、本書を読むことでその重要性を再認識させられる事がありました。そして、それはここ最近の私のテーマでもありました。
それは、自分の欲しいものを知る 事です。己れを知る事 とも言えると思います。
影響力を発揮した結果に得たい物がはっきりしていないと、影響力の使いようがありません。当たり前の事なんですが、私はこの落とし穴に落ちていました。

自分の次は周りを知る

影響力を発揮したい先が定まれば、次は周りがどのような事を重要視しているか、どういった価値観なのかをひたすら観察します。言葉や見た目、しぐさ、観察の対象は多岐に渡ります。協力をお願いした事に対して、拒否が返ってきた場合も、そこから価値観をさぐります。特に重要なのが、その人が置かれている立場を把握することです。

人の行動は二種類の力、つまり性格性格以外の全てによって説明できるのだ。


まとめ

本書は、上司、同僚、部下に対する影響力の発揮の仕方を、事細かに提示してくれます。多くの方は本書で提示されているシチュエーションのどれかが当てはまることと思います。実際的で多くの知見を得られるでしょう。


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